デンセツ系の人セイジです。
■今回は施工管理へのよくある疑問点
1.施工管理とは何をする仕事なのか?
2.資格がないけど大丈夫なのか?必要な能力は?
3.やっぱり忙しいの?残業が多いの?給料はどうなの?
こういった疑問点に回答していきたいと思います。
今回の記事内容
1.施工管理の仕事の中身について
2.施工管理に必要な資格について
3.施工管理の実際の仕事内容・業務時間・給料について
私の経歴として、
施工管理経験が13年ほど。
所持資格 1級電気・電気通信施工管理、1級電気工事士等の資格保持
というデンセツ系の人が解説していきます
◆1.施工管理の仕事の中身について
施工管理とは何をする仕事なのか?
様々な工事現場で「その工事の施工を行う際に現場全体の流れを把握し完了まで管理する」ことが基本的な役割になります。
よく言われるのが「4大管理」と呼ばれる
(1)工程管理
決められた工事期間中にきちんと工事が完成するようにスケジュールを管理すること。
(2)品質管理
施主(お客様)が求める品質に見合った物が作られているかを管理すること。
(3)原価管理
受注した予算内で工事を完成させられるように、必要な機器の発注や外注先との価格交渉を行い、原価を管理すること。
(4)安全管理
担当した現場が無事故無災害で工事を終われるように、現場内の安全を管理すること。
以上4つが施工管理業務の主な業務内容です。
この4大作業に加え、工事関係業者との打ち合わせ、工事進捗定例会議への参加、そして様々な資料の作成等と様々な業務に携わることになります。
◆2.資格がないけど大丈夫なのか?
資格はなくても全く問題ありません。
なぜなら施工管理に直接関係する資格は実務経験が無いと受験資格が与えられず、そもそも入社してすぐに受験することが出来ないからです。
例を挙げると1級電気施工管理技士であれば指定学科を卒業した大卒生で「3年以上」の実務経験が必要になってきます。
しかし、やっぱり何か資格があった方がいいんじゃ無いか?という意見もあると思います。
私の場合ですと、大学は電気学科を卒業していますが恥ずかしながら資格を一つも持っていませんでした。
仕事をする上での資格は就職後に全て取得しましたので、個人的には経験上まずは実務経験を積むことが大切と考えます。
また、企業によっては資格取得による資格手当て(※企業により異なりますが1級電気施工管理技士で5000円〜15000円程)が支給される場合もありますし、何より自身のスキルアップにつながりますので資格については積極的に取得を目指していきましょう。
◆3.やっぱり忙しいの?残業が多いの?給料はどうなの?
結論から言うと「激務」なところが多いのは事実です。
現場の竣工前ですと様々な作業が輻輳し終電間際まで残業を行うことが多々あります。
ここはインフラに関わる建築業全体(ゼネコン関係)の共通事項と感じています。
ただし、同じ管理でも新築や改修工事では忙しさは違いますし、住宅・オフィスビル・高層ビル等の現場の規模でも変わってきます。
残業に関しては日中は現場内を見て回るのに時間を取られるため、どうしても夕方から書類作成や図面作成を行うかたちになりますので残業は多くなる傾向があります。
最近ではIPad等を利用した現場管理用ソフトを各社取り入れ始めており、積極的に効率化に取組んでいる企業であれば以前のアナログ的な管理に比べ雑務にかかる時間は短縮されつつあります。
給料面から言うと会社によって差は出ますが、担当者クラスですと400〜800万が相場と感じています。
幅は広いですが、現場の難易度と言うよりは施工管理会社によって結構変わってきますので、就職先を選ぶ際はしっかりと企業調査をするべきだと感じています。
特に建設業界にはみなし残業の規定がある企業が多しですので、稼ぎたいのであれば残業代がしっかり出してくれるコンプライアンスが確立している企業を選ぶことが大切です。
◆まとめ
以上で簡単ですけど施工管理についてまとめさせていただきました。
施工管理は大変な仕事にはなりますが、それ以上にやりがいを見いだし強い達成感を得ことが出来る可能性が有る仕事です。
初めの頃は覚えることが多く苦痛に感じられる事も多いかもしれませんが、現場管理に慣れてある程度自分の裁量で現場を進められるようになるとまた違った世界が見えてきます。
そしてやはり「地図に残る仕事」と言う事。この一言にやりがいを感じれる人にはかなりオススメです。
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