こんにちは、デンセツ系の人セイジです。
「電気工事士」・・・業務独占資格であり、取得すればその日から作業ができる、まさに手に職をつける資格の代表格ですね。
年2回ある電気工事士二種の試験は毎年10万人以上の人が受験しています。
そんな電気工事士ですが、
- どんな勉強をすれば良いの?
- オススメの教材ってあるのかな?
- 実技があるって聴いたけど難しいんじゃないの?
と疑問をもたれると思います。
そういった疑問に、
施工管理経験が13年ほど。
所持資格 一級電気・電気通信施工管理、一級電気工事士等の資格保持
というデンセツ系の人が簡単に個人的にオススメな勉強法を解説していきます
どんな勉強をすれば良いの?
私は就職してから取得したのですが、
私の場合は筆記試験に関してはオーソドックスに「参考書」+「過去問題集」の組合せで勉強を行ないました。
個人的には電気工事士は基本的には過去問を制すものが試験を制すと思っています。
もちろん電気の基礎的な理論・公式等及び結線図の書き方はきちんと参考書にて理解する事が前提ですよ。
試験の内容としては、4択問題で「電気の基本的知識」が約10問・「法令関係」が約20問・そして実際の「配線図」より正しい機器の種別・用途及び配線に使用する材料を選ぶ「鑑別」が約20問出題されます。
試験問題は体感的に7〜80パーセントは過去問の焼直しもしくは応用問題となっていると感じています。
なので、しっかりと過去問をやり込むことが合格への近道です。
この中で個人的に1番難しかったのが「鑑別」です。
ブレーカーやスイッチなど多数出題されるひっかけ問題を答えられる機器の知識があるのは勿論のこと、配線図を正確に読み解き、結線図を作成する力が必要となってきます。
※結線図:実際に接続されている線の本数のまま書いた図、複線接続図とも
結線図の作成は、実技の方で必須スキルとなってきますので筆記試験のうちに身につけちゃいましょう。
その他に通信教育での動画学習や、専門学校に通う等の方法がありますが、合格率も上がりますがその分高額が費用がかかります。
個人的に2種電気工事士は独学で問題なく取得することが出来ると思いますが、心配な方は上記のような教育サービスを利用してみると良いと思います。
オススメの教材について
先ほど、過去問題集と書きましたが、私は参考書のみ購入し過去問題集を購入していません。
えっ?過去問過去問って言ってたのに過去問題週間買ってないのにどうやって勉強するんだよ!?という意見があると思います。
しかし、電気工事士試験は約10年分の過去問と回答が公式サイトで全て公開されているのです。
なので過去問を公式サイトよりダウンロードしてプリンタで印刷したものを纏めれば過去問集の出来上がりです。
ただし、回答は4択問題の答えのみしか書いてありませんので
計算問題等の途中計算は自分で行う必要があります。
なので私が行った勉強としては
①参考書をざっくり
↓
②過去問を解いていく
- この時に回答箇所をピンクの蛍光マーカーでチェックしていく。
- 可能であれば極細の蛍光マーカーを使い途中計算式や結線図なども記入していく。
- なぜならピンクのマーカーはよくある赤や緑の透明な下敷きで覆うと文字が消えるから!
- これを年代分繰り返せばお手製過去問集の出来上がり!
この方法で私はお手製の過去問集を作成するやり方で一種電気工事士も合格することができました。
またその他の学習法として、工具メーカーのホーザンが作成しているWEBサイトの第二種電工試験の虎がすごくオススメです!
過去問も過去4年分まで詳細回答が載せてありますし、筆記試験対策としても独自の問題集が作成してありますので人によってはこのサイトと過去問で筆記試験は合格することは十分に可能です!
ほんと無料でここまでやっていただけるホーザン様には頭が上がりません。
実技があるって聴いたけど難しいんじゃないの?
電気工事士が他の資格と違う部分はこの実技です。
筆記を合格したら次は実技試験、試験の前にあらかじめ13題ほどの問題が公式サイトより公開されます。
そして試験の際はその13題の内から一つが選ばれて出題されることになります。
電気工事士の実技は簡単ではありません。
実際に作業を行う為の「工具」が必須になってくるのと、練習の為の「材料」を購入する必要があります。
高校・大学の電気学科に在学されている方はチャンスです。
学校内に電気工事士のセミナーがあれば迷うことなく参加してください。格安、もしくは無料で実技の講習を受けれる可能性があります。その際に工具と材料を揃えることが出来るでしょう。
電気工事の会社にすでに入っている方は当然必要な工具は揃っているでしょうし「もうすでに現場作業で慣れてる」という人もいると思います。で、なくてもすでに資格を持った先輩社員という心強い先生がいますよね。
配線等の材料についても会社から支給される可能性が高いです。
しかし、その他の方は残念ながら自分で「工具」及び「材料」を購入し、自力で実技をクリアする為のスキルを身につけていくことになります。
その際に役立つのが、
やはり「ホーザン先生」です。
先ほど紹介したサイト内で実技対策問題が出されているのはもちろんですが、ホーザンは工具メーカーです。
電気工事士試験に対応した工具セットが1〜3万円、材料セットが2〜5万円で販売されています。
他の資格と違い受験費用以外の出費となりますので注意してください。
そしてもちろんYouTubeで各問題の回答施工例を動画で毎年アップしてくれています!
自分が受験する時にはまだこのサービスが存在しなかったので最近の受験者は羨ましい限りです。
それでも心配・・・。という方は通信教育や専門学校へ通うというのも選択に入ってくるのでは?と思います。
しかし、通信教育や専門学校ですと費用が高額になってきますので、費用対効果的に電気工事士ほどの難易度ではオススメしません。
まとめ
「筆記試験」
参考書をざっくり→自作過去問集を作成
分からないところはホーザンの電気工事士対策サイトを確認
「実技試験」
工具及材料を購入
ホーザンのYouTubeでの各問題の解答施工例動画を参考に練習し実技スキルを身につける。
電気工事士はどうしても実技を伴うため受験をためらう方もいると思いますが、上記の行動で反復練習さえ行えは誰でも合格可能な資格ですので電気工事士を目指す皆さん頑張ってください!
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